保護者の皆様へ
社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現していく過程を「キャリア発達」という。(中央教育審議会「今後の学校におけるキャリア教育・職業教育の在り方について」(答申))(平成23年1月31日)
人は、自己実現、自己確立に向けて、社会とかかわりながら生きようとする。そして、各時期にふさわしいそれぞれのキャリア発達の課題を達成していく。このことが生涯を通じてのキャリア発達となるのである。キャリア教育は、そのような一人一人のキャリア発達を支援するものではなければならない。(キャリア教育とは何か – 文部科学省)
本日は、ものツクールwebサイトをご覧いただきありがとうございます。
「ロボット・プログラミング教室って、何のための勉強なんだろう?」
「将来、何の役に立つんだろう?」
と疑問を持ったり、考えられる親御さんもお見えになるのではないかと思います。
教室では、お子様にあった【自己実現】の仕方を、ロボットやプログラミングを通じて学んでいただいていると考えております。「子供の仕事は遊ぶこと」と言われるように、子供の頃の【自己実現】は、遊びの中にあると思います。
自分の想い描く遊びの中で、「こんなロボットやプログラムを作りたい!」と目標や目的を定め、知識や技術を自ら獲得するために、積極的に動いて目標を達成することが、お子様の【自己実現】、ひいては問題解決能力や創造力、リーダーシップスキルなどの格段の向上へと繋がると考えます。
この、自由にロボットやプログラムをつくる遊びを通じた【自己実現】には、お子様の個性が違うぶん、様々な方法があります。また、制作を進めていくとさまざまな問題や課題が少なからず出てきます。ときにはなかなかクリアできず、意欲がだんだん薄れ、最初に感じていたワクワクする気持ちから嫌な気持ちに変わり、感情的になってしまったり、諦めようとしてしまったりすることもあります。
そんな瞬間も、お子様の大きな成長のチャンスです。
いったん冷静になるのを待ち、【自己実現】しようと頑張っているお子様に、科学的な考え方(学問の必要性)や発想の転換、諦めない心を伝え、ロボット・プログラミング制作を通じて乗り越えていく喜びを分かち合いながら進めております。
お子様が自力で成長していくことも重要ですが、どうしても一人ではクリアできないこともあります。そんなとき、解決方法を一緒に考えていく仲間や先生は欠かせない存在です。社会で働く我々大人も、同じではないでしょうか。
人と協力して問題や課題をクリアしていくことで、自分の【自己実現】の方法を体験し、自信になり、どんどん成長します。
「僕は、わたしは、何のために勉強してるの?」
と疑問に思うお子様もお見えになるかと思います。私もそうでした。親や周りの人に褒められたいから、勉強しないで怒られるのが嫌だから、みんなやっているから、とり残されたくないから……そんな気持ちで、なんとなく勉強していたように思います。勉強が役立つことは、社会に出てから気づきます。そのため、勉強に対するモチベーションを保つことは大変だと感じてきました。そんな勉強を、何のためにやるのか?
教室では、問題や課題を解決する、【自己実現】するために役立つのが、学校で習う「勉強」であることを伝えています。その【自己実現】のきっかけとして、お子様の興味があるもの……それがロボット・プログラミング制作であるならば、我々とともに、困難な課題も粘り強くあきらめずに取り組み、乗り越えていけると信じています。
弊社、株式会社ブリッジエンジニアは、名古屋の金山にある小さなエンジニアリング会社です。航空機・産業機械・自動車部品等の分野において、機械設計や強度解析に20年以上携わってきました。
昨今の即戦力を求める厳しいモノづくり業界を見ていると、社会人なりたての新人教育を余裕をもって取り組んでいる企業は少ないのではないかと思います。今までの大学教育までの教育過程では、社会人になったときに戸惑いを感じる若者が多くいることを、社内教育や技術セミナーを通じて感じてきました。だからこそ、エンジニアの仕事や考え方を、少しでも子供たちに感じてもらえるようにお伝えできたらと思っております。
機械設計エンジニアとしての観点からも、ロボット・プログラミング教室はメリットがあります。
ロボットのギアを用いたり、リンクやカムを用いるロボットの機械仕掛けを小学校など小さい時に見ておくことは、大人になってものづくりに必ず役に立つ経験になります。機械設計者も、じつは大学で学んだ知識だけでは、すぐに様々な機械の図面は書けないのが現状です。すなわち、教科書の中の知識や研究成果だけでは、なかなか幅広い機械設計業務に対応できないことが現実としてあるのです。
小さい頃に、「自由な発想で遊び心をもって組み立てた経験」、ロボットを動かす「機械仕掛けの仕組みや構造のイメージ」、プログラミングの実体験で養われる「目的に対して動かす感覚とイメージ」、そのあと大学で得た「専門知識」が融合することで、エンジニアを目指す若者の才能を、早い段階で開花させることができると考えています。
つまり、イメージと理論の融合をさせることで、ゼロからものづくりができるエンジニアに育っていくことになるのです。
そして、考え方をポジティブにしていくこと、目標を設定する力を持つこと、自信を持つことが重要だと考えます。
キーワードは、『Never give up! Do my Best!』
ロボット・プログラミング教室のスタッフ一同、元気な教室作りを目指し、近い将来、若く素晴らしいエンジニアが誕生するかもしれないとワクワクしています。
どうぞよろしくお願いいたします。
ものツクール未来のエンジニア育成プロセス
教育関係者の皆様へ
教育は、社会の発展と成長に欠かせない重要な要素であり、その進化と改善は私たち全員にとって重要な課題です。
教育は常に進化しており、現代の世界ではデジタル技術の発展により新たな教育の形態が生まれています。オンライン学習や遠隔教育の重要性が増している一方で、個別指導や交流の場も大切に保たれるべきです。また、教育の重要な側面の一つに、学生たちに対して創造性や批判的思考、問題解決能力を育むことがあります。これらのスキルは将来の成功に不可欠であり、教育の目標の一つとして取り組むことが重要です。
教育関係の皆様は、学生たちの学びを支え、育てる大きな役割を担っています。教育者や学校の管理者として、常に新しい教育手法や技術を取り入れ、生徒たちが将来の課題に対応できるように準備し、そして、個々の学生の個性を理解し、彼らの成長と発展をサポートすることが求められます。
教育関係の皆様は、学生たちに知識を伝えるだけでなく、彼らの興味や情熱を引き出し、自己成長を促す重要な役割を果たしています。教育者としての責任と使命を心に留めながら、常に学び続け、成長していくことが大切です。
我々も教育に関することを少しでもお手伝いできるようにコンテンツの開発制作に日々力を注いでおります。そのコンテンツを、無料で、どなたでも使用してもらえるように本ホームページに掲載しております。皆様の教育活動がより充実したものとなるように、我々のコンテンツを使用していただけると大変うれしく思います。
よろしくお願いいたします。